オーストリア・グロース=ジークハルツで開催された「第23回FAI熱気球世界選手権」
オーストリア北部、チェコとの国境にも比較的近い人口3千人ほどの小さな町「グロース=ジークハルツ」。
ここで、「第23回FAI熱気球世界選手権(23rd FAL World Hot Air Balloon Championship)」が開催された。
「熱気球って浮かんでるだけじゃないの?」と思っている方も多いはず。
空に浮かんで空中散歩をする「フリーフライト(自由飛行)」もあるが、フライトによるポイントを競う「競技」もあるのだ。
その競技の中でも熱気球世界選手権は、2年に1度世界のどこかで繰り広げられる「最も熱い戦い」で、各国各地の大会とは訳が違う。各国のトップパイロット約100名が腕を競い合い、世界の頂点を決めるのだから、ゴール付近での大混雑はこの大会でしか見ることができない。迫力が段違いで鳥肌ものだ。
その熱気を映像と写真でお届けしたいと思う。
※競技についての説明云々は別記事にて!
まずはコチラのクールな動画から。
フライトの様子をドローンで撮影したもの。映像中に見える、白い「✖」がターゲットと呼ばれるゴール。これに向かって熱気球が帯をなして飛び、押し合いへし合いしながら寄っていく様子がよく分る。
午前のフライトにて。澄んだ空気と日の出の中、バーナーの音を響かせながら着々とターゲットに向かってくる気球たち。
ターゲット付近で繰り広げられる闘いのリアルな映像。0:30頃、バーナーのゴーっという音と気球同士の接近による緊張感が高まる。
世界と戦った日本代表選手7名。
(前列左から) 沼田実, 片平史郎 (後列左から) 藤田雄大, 宮田浩樹, 井上剛志, 須江哲洋, 上田諭
少しは世界選手権の熱気を感じて頂けただろうか。
どのパイロットがどの気球に乗っているかを見ながら観戦するのも楽しみのひとつ。興味を持てたという方は是非コチラでパイロットもチェックしてみては?
http://balloonworlds2018.at/pilots-eng/